「ダイカストに挑戦」を書き始めて約7年がたちます。
現場を離れて10年、年齢も72歳になり物忘れや物の名前が出てこないことが多く体力も気力も減少してジジイになったなと感じる毎日ですが、わが家から２㎞離れた所に畑がありますので毎日通って野菜作りに精を出しています。
畑の環境は、標高260ｍ・北向き・粘土質で傾斜のある畑です、日当たりもあまり良くなく作りにくいところですが楽しみながら野菜つくりに勤しんでいます。
ネットや先輩たちに作り方を習いますが思うようにできません、日当たりがよく温かいところ・砂地で水はけの良いところ、畑により環境が大きく異なります。
約10年間野菜を作ってきて自分の畑にあった作り方を見つけることが今の課題ですが、少しずつ見えるとこが出てきた。
玉ねぎを種から作るようになって５～６年たちますが、種屋さんがとう立ちするので期日が来ないと売ってもらえず、苗の出来が大きくならず（径で１㎜）苦労していましたが、２週間早く種を手に入れて育てると径で４～５㎜に育てることができた。（その年の温度も影響しますが）
これをダイカストに置き換えると、皆さんが毎日働いておられる工場も全く同じではありません。
気温も金型も・考え方もすべてが異なると思います。
「ダイカストに挑戦」はその中の一つにすぎませんが、皆さんがあまり考えたことが無い内容ではないかと思っています。
縮みの話や金型温度の変化や膨張の話・製品の取り出し温度や寸法変化の話・季節による冷却水の話・Alの温度変化･････多くの事柄の変化があります。
ブログを見ている皆さんの傾向を見ると、興味ある部分だけを見られる傾向が多くありなかなか全体を読む人が少ないように思えます。
興味ある人は一気に全体を読まれている人もありますが少数です、そんな中で分からなくなったら「読み返しています」とコメントをくださる人も複数おられます。
ダイカストを「知る」「理解する」ことは大変なことです、このブログを書くために40年以上掛かっています。読んでパット理解できるものでもありませんが全てを読んで少しでも「理解」し技術の向上に頑張っていただければと願っています。
理解できない！
一例をあげて説明したいと思います。
スキ・スカシ型を実践するには経験と勇気が必要です、失敗してらどうしようと責任追及の強い職場では難しいと思いますが、現実私の周りも反対・不要論が根強く難し局面をのらりくらり乗り越えてきました、そんな中理解力のある人おられるもので、実践して結果を見せる・実践して結果を見せるを繰り返し見てもらうことにより金型の膨張を理解してもらえるようになります。
（ブログの中に書いていますので理解できるまで読んでみてください）
結果は製品の歪や寸法に出てきます、幸いにも測定が仕事なので色々な測定方法で製品の形を説明できることが成功の要因の一つと考えます。
しかし、まだまだデータ不足で説明できないところも多々あります、金型温度・気温・水温・Ａl温度など未測定場所が多すぎます、時間経過の温度確認や場所があまりにも不足しています。
（ダイカストに適した測定器の開発も重要かと思います）
温度を測定したから即役に立つかと言えば無理だと思います。
温度変化により金型の膨張変化や製品の伸び縮みにどんな変化が起こるのか理解できないと温度調整ができません、水量を増やしても急に金型の温度が変化するわけではありません、コンピュータを使って予測できるようになれば温度管理もできるかなと思いますが･････10年後になっていればと願っています。
今やって即答えが出る内容でないためこれらの技術が進まない要因の一つです、この事を知ってもらうために「ダイカストに挑戦」を書いた理由の一つです。
日本のダイカスト技術の向上を願ってでもあります。
余談
ある読者に聞いてみました、日本のダイカスト現状は？
中国詣でですよ、･････何が何でも中国がないと成り立たないのでしょうか、残念ですね。
論文
私は現場で行ったことを思い出しながら書いています、友人に論文みたいには書けないよと話すと、論文は難し言葉でそれらしく書けばいいのよ･････本当かな？
私の息子が大学院の時論文を書いていましたが、色々なルールがあるようで先輩に書いてもらってると言ってました･････難しいのですね！
追伸
ﾌﾟﾗﾝジャーチップの話を書いていますその後の経過が入ってきました。
長持ちしていたのですが、諸事情で鋳造方案が変更されて（温度変化が起こったようです）長持ちしなくなっている様です。
温度が変わると問題が出ることが分かる現象です、ある意味温度に敏感になることも必要ですな。
お願い
色々なコメントをお願いします、やってみて上手くいかない事や理解できなとか皆様の反応がどんなものなのか聞きたいと思っています。
コメント欄か die_casting65@yahoo.co.jp にてお願いします。
むらただし
現場を離れて10年、年齢も72歳になり物忘れや物の名前が出てこないことが多く体力も気力も減少してジジイになったなと感じる毎日ですが、わが家から２㎞離れた所に畑がありますので毎日通って野菜作りに精を出しています。
畑の環境は、標高260ｍ・北向き・粘土質で傾斜のある畑です、日当たりもあまり良くなく作りにくいところですが楽しみながら野菜つくりに勤しんでいます。
ネットや先輩たちに作り方を習いますが思うようにできません、日当たりがよく温かいところ・砂地で水はけの良いところ、畑により環境が大きく異なります。
約10年間野菜を作ってきて自分の畑にあった作り方を見つけることが今の課題ですが、少しずつ見えるとこが出てきた。
玉ねぎを種から作るようになって５～６年たちますが、種屋さんがとう立ちするので期日が来ないと売ってもらえず、苗の出来が大きくならず（径で１㎜）苦労していましたが、２週間早く種を手に入れて育てると径で４～５㎜に育てることができた。（その年の温度も影響しますが）
これをダイカストに置き換えると、皆さんが毎日働いておられる工場も全く同じではありません。
気温も金型も・考え方もすべてが異なると思います。
「ダイカストに挑戦」はその中の一つにすぎませんが、皆さんがあまり考えたことが無い内容ではないかと思っています。
縮みの話や金型温度の変化や膨張の話・製品の取り出し温度や寸法変化の話・季節による冷却水の話・Alの温度変化･････多くの事柄の変化があります。
ブログを見ている皆さんの傾向を見ると、興味ある部分だけを見られる傾向が多くありなかなか全体を読む人が少ないように思えます。
興味ある人は一気に全体を読まれている人もありますが少数です、そんな中で分からなくなったら「読み返しています」とコメントをくださる人も複数おられます。
ダイカストを「知る」「理解する」ことは大変なことです、このブログを書くために40年以上掛かっています。読んでパット理解できるものでもありませんが全てを読んで少しでも「理解」し技術の向上に頑張っていただければと願っています。
理解できない！
一例をあげて説明したいと思います。
スキ・スカシ型を実践するには経験と勇気が必要です、失敗してらどうしようと責任追及の強い職場では難しいと思いますが、現実私の周りも反対・不要論が根強く難し局面をのらりくらり乗り越えてきました、そんな中理解力のある人おられるもので、実践して結果を見せる・実践して結果を見せるを繰り返し見てもらうことにより金型の膨張を理解してもらえるようになります。
（ブログの中に書いていますので理解できるまで読んでみてください）
結果は製品の歪や寸法に出てきます、幸いにも測定が仕事なので色々な測定方法で製品の形を説明できることが成功の要因の一つと考えます。
しかし、まだまだデータ不足で説明できないところも多々あります、金型温度・気温・水温・Ａl温度など未測定場所が多すぎます、時間経過の温度確認や場所があまりにも不足しています。
（ダイカストに適した測定器の開発も重要かと思います）
温度を測定したから即役に立つかと言えば無理だと思います。
温度変化により金型の膨張変化や製品の伸び縮みにどんな変化が起こるのか理解できないと温度調整ができません、水量を増やしても急に金型の温度が変化するわけではありません、コンピュータを使って予測できるようになれば温度管理もできるかなと思いますが･････10年後になっていればと願っています。
今やって即答えが出る内容でないためこれらの技術が進まない要因の一つです、この事を知ってもらうために「ダイカストに挑戦」を書いた理由の一つです。
日本のダイカスト技術の向上を願ってでもあります。
余談
ある読者に聞いてみました、日本のダイカスト現状は？
中国詣でですよ、･････何が何でも中国がないと成り立たないのでしょうか、残念ですね。
論文
私は現場で行ったことを思い出しながら書いています、友人に論文みたいには書けないよと話すと、論文は難し言葉でそれらしく書けばいいのよ･････本当かな？
私の息子が大学院の時論文を書いていましたが、色々なルールがあるようで先輩に書いてもらってると言ってました･････難しいのですね！
追伸
ﾌﾟﾗﾝジャーチップの話を書いていますその後の経過が入ってきました。
長持ちしていたのですが、諸事情で鋳造方案が変更されて（温度変化が起こったようです）長持ちしなくなっている様です。
温度が変わると問題が出ることが分かる現象です、ある意味温度に敏感になることも必要ですな。
お願い
色々なコメントをお願いします、やってみて上手くいかない事や理解できなとか皆様の反応がどんなものなのか聞きたいと思っています。
コメント欄か die_casting65@yahoo.co.jp にてお願いします。
むらただし
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